「結婚前に同棲をすると別れてしまう」という話を聞いたことはありませんか?
同棲を考えているけれど、やめた方がいいか不安という人もいると思います。
同棲は、勢いやノリなど軽い気持ちで始めると同棲解消になる可能性が高いので、メリット・デメリットを分かった上で、ちゃんと話し合ってから始めることが大切です。
この記事では、1年半同棲して結婚した僕たちの経験をもとに、同棲のメリット・デメリットをまとめました。 同棲するか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
同棲のメリット
一緒の時間が増える
デートが終われば、家に帰っていたと思います。
同棲をすれば、デート後も一緒にドラマや映画を観たり、同じベッドで眠ったりできるなど、好きな人とたくさんの幸せな時間を共有できます。 仕事が忙しくても、家に帰れば会って話ができます。わざわざ予定を合わせる必要がなくなり、会えなくて不安になったり、すれ違うこともありません。
今まで知らなかった相手の一面を知ることもできます。
結婚前に生活習慣・価値観を知れる
相手の生活リズムや家事のスキル、食習慣、生活習慣、金銭感覚など、一緒に暮らすことでわかることはたくさんあります。
結婚してから受け入れられない生活習慣や人間性が見つかれば、「不幸な結婚」と一生後悔したり、離婚するかもしれません。
同棲中に相手のことをよく知ることができれば、結婚してから後悔しなくていいと思います。 あと、メリットかデメリットか分かりませんが、DVやモラハラなども結婚前に気づけるかもしれません。
結婚生活をイメージできる
毎日一緒に生活をするので、結婚後の生活がイメージしやすいです。
・結婚後はどんな生活になるかな…
・結婚しても喧嘩せずやっていけるかな…
など気になっているなら、同棲はいい「お試し」の機会です。
生活する中で「嫌だな」とか「気になる」ことがあれば、我慢せず伝えることが大切です。
それまで続けた生活習慣は結婚してすぐに直せるものではないので、「同棲中だけなら」と我慢するのは良くないです。 同棲中にお互いを理解して、2人の生活スタイルを見つけると結婚後に喧嘩が少なくなります。
生活費を節約できる・貯金できる
同棲するまで1人暮らしだった人は、貯金が難しかったかもしれません。
同棲をすれば、家賃や光熱費、水道代などの生活費を折半して節約できます。
また、デート代を多めに負担していたり、ホテル代が自分持ちだった方は、おうちデートや自炊が増えるから負担が減ります。 個々の出費が減るため、2人のための貯金ができます。
こちらの記事で1年間の水道光熱費をまとめているので、大体の目安として参考にしてみてください。
家事を協力できる(助け合える)
実家では親がしてくれた家事も、1人暮らしではすべて自分でやらないといけません。
同棲なら2人で協力できるので、1人あたりの家事負担が少なくなります。
また、家事で得意なことや好きなことがあれば、担当を分けてもいいです。
「料理が苦手。でも彼女が料理上手でよかった」
「体調を崩したとき、日々の生活をサポートしてくれた」
など、苦手分野を補い、2人で助け合って暮らすことができます。
「2人とも掃除が苦手だからロボット掃除機を買った」 など、お互い苦手なら最新家電に任せてもいいと思います。
同棲のデメリット
プライベートな時間が作りにくい
同棲ならではのデメリットではありませんが、一応。
実家を出れば身の回りのことは自分でやらないといけなくなるので、同棲でも結婚でも一人暮らしでも自分の時間は減ります。
また、実家だと自分の部屋にいる時間、一人暮らしなら家にいる時間は自分だけの時間なので好きなことをして過ごせます。
でも、同棲をすると家でも恋人と一緒なので、自分だけのプライベートな時間、1人の空間が作りにくくなります。
ただこれは、間取りや部屋のレイアウト次第で解決できます。 「1人の時間は絶対に必要」なのか、「ずっと一緒でも大丈夫」なのかを部屋を決める前に確認しておくといいです。
新鮮味がなくなる・マンネリ化する
同棲をしたら毎日一緒にいるので、同棲前のような新鮮さやトキメキを感じなくなり、マンネリ化するかもしれません。
ただ、毎日一緒なのは結婚しても言えることです。
結婚してからもマンネリ化しないためには、身だしなみや体型に気をつけ、男性らしさ・女性らしさを忘れないことが大切です。
あと、おうちデートだけでなく外出デートや何気ない日にサプライズをしてもいいと思います。
新鮮味がなくなっても「家族のように落ち着ける関係」だったら結婚相手としては理想的かもしれませんが、たまにドキドキしたりキュンとする瞬間があるともっと理想的。
同棲中も結婚後もいつまでもラブラブな関係を続けられるよう、日常のトキメキを忘れないようにできたらいいです。
喧嘩が増えるかも
一緒にいる時間が増えれば、相手の嫌な部分を見たり、価値観の違いなどで喧嘩の回数が増えます。
- 朝食はパンがいい
- 床掃除は毎日したい
- 皿はまとめて洗いたい
など、生活する上でお互いに譲れない部分はあると思います。
譲れない部分が見つかった時は、お互いを理解するために話し合いが大切です。
時に喧嘩をするかもしれませんが、新たな一面に気づいたということは相手のことをもっと知れたということ。 喧嘩をしながらでも、同棲中に二人の絆を深められればいいと思います。
結婚しにくくなる
「同棲したらいつか結婚…」と思いますが、同棲期間が長くなるにつれて「結婚」を選択しにくくなります。
結婚は男性にとってプレッシャーと責任がかかり、なかなか決断できないからです。
責任は避けたいし、もっといい人がいないか探している可能性もあるので、結婚は保留にしてズルズルと同棲を続ける可能性があります。
だから、同棲前に期限を決めておき、お互いの将来を考えてなるべく早く結論を出せたらいいと思います。
家事の負担が増える
家事を協力できれば1人あたりの負担は減りますが、どちらかが協力できないと1人だけ家事の負担が増えます。
これは身体的にも精神的にもストレスがたまるので、長く続くと同棲解消の危機です。
家事に非協力的な人はいますが、一番危険なのは母親が専業主婦だった男性。「家事は女性がやること」という考え方を持っていることがあります。
共働きが主流な今、考え方を変えてもらわないと女性だけ家事の負担が増えて辛くなります。
結婚してすぐに考えを変えることは難しいので、同棲中に「こうしてくれたら嬉しい」と伝えることが大切です。 同棲中に家事を分担するようにして、結婚後もお互いに支え合える関係が築けると理想的です。
同棲解消は大変
同棲したけれど破局となった場合、同棲をやめるのは大変です。
だって想像してみてください。
- 相手から同棲解消の了承を得る
- どちらが家を出るか決める
- 2人で購入した家具家電をどうするか決める
- 一人で引っ越し先を探す
- 引っ越し後の名義や住所変更をする
などなど、「好きじゃなくなった人」と同棲解消について話し合うことや引っ越し、役所関係の話ってめんどくさいですよね。
時間もお金も労力も必要で、精神的なストレスも大きいので、「誰もが同棲解消は避けたい」と思うはず。
円満に同棲解消できる人はラッキーだと思った方がよさそうです。
同棲解消は大変だけど、気持ちが冷めた相手と同棲を続けることはもっと大変。 軽い気持ちで同棲をはじめて、後悔してからでは遅いので、同棲する時はちゃんと話し合ってからがいいです。
同棲してもいいの? 結婚を真剣に考えているなら同棲はあり!
同棲の準備には、パートナーとの話し合いや物件決め、家具・家電の購入、役所関係の対応、
人によっては会社への説明や親の説得なども必要になり、同棲前に時間、お金、労力がかかります。
万が一、同棲解消となれば、そこでも時間、お金、労力がかかり、精神的なストレスもあるでしょう。
『マイナビウーマン』が20歳~39歳の男女200名を対象に行った調査アンケートでは、約4割のカップルが同棲後に別れるという結果も出ているので、軽い気持ちで同棲はしない方がいいと思います。
参考:同棲後に別れる確率は何%? 同棲後に別れた理由と長続きのコツ
一方、同棲の一番のメリットは「結婚前に相手をよく知れる」こと。
一緒に暮らすとライフスタイルや価値観の違いで喧嘩をするかもしれませんが、相手との絆をより深めることができます。
軽い気持ちで同棲をすると、のちのち後悔しそうなのでやめた方がいいですが、結婚を真剣に考えているなら、同棲はありです。
メリット・デメリットを知った上で幸せな同棲生活を
同棲のデメリットを知ると、不安な気持ちが出てくると思います。
でも、同棲は全く違う生活だった2人が一緒に暮らすので、うまくいかないことがあって当然です。「お互いの嫌なところがあったら話し合いで解決したり、受け入れよう」という気持ちを持つことが大切です。
そして、同棲で今まで見えなかった部分が見れることを楽しめれば、きっと同棲はうまくいきます。
同棲のメリットもデメリットも知った上で同棲したいというカップルは、結婚を真剣に考えていると思います。 相手との絆を深めるチャンスだ考えて、同棲を楽しんでください。